赤塚不二夫大先生を読む―「本気ふざけ」的解釈〈Book1〉 (「本気ふざけ」的解釈 BOOK 1)
によって 名和 広
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内容（「BOOK」データベースより） 日本ギャグシーンを活性化し、劇的に広げた最初の開拓者赤塚不二夫。その全作品を体系化・網羅的に言語化。斬新かつ驚異の“赤塚マンガ通史読本”。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 名和/広 神奈川県生まれ。20代前半から10年余り、土木作業員、飲食業、セールスマン、興信所所員、芸能マネージャー、イラストレーター、幾多の職業を転々流転した後、文筆業へ…(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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単行本収録されていない作品やリスト漏れ作品についても詳しく書かれており、筆者の労力を思いしらされる。これまで出た赤塚本とは桁違いの情報量である。今まで赤塚についてまともに語れる評論家は誰ひとりといなかったが、この本でようやくそれが達成された感もあるのでは？長谷邦夫や武居俊樹らかつての赤塚の側近が書いた著作の記憶違いをここで逐一訂正している点を見ても、著者の徹底ぶりがうかがえる。 藤子＆森田拳次インタビュー、赤塚不二夫暫定的完全作品リストなど本文中以外のところでも読み応えはバッチリ。続編も楽しみな、赤塚好きには必読の一冊である。
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